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男性不妊とは

男性不妊とは

不妊症について

不妊症とは、妊娠を希望しているカップルが避妊をせずに1年以上定期的に性交を行っても妊娠が成立しない状態を指します。不妊症は男女ともにに原因があるため、カップルで診断・治療を進めることが推奨されます。

男女別の不妊症の原因とその割合

  • 男性側の原因:約40~50%
    • 精子の異常(乏精子症、無精子症、精子無力症など)
    • 精索静脈瘤
    • 性腺機能低下症(ホルモン異常)
    • 射精障害(逆行性射精など)
    • 感染症や外傷、生活習慣の影響
  • 女性側の原因:約40~50%
    • 排卵障害(多嚢胞性卵巣症候群、黄体機能不全など)
    • 卵管因子(卵管閉塞や癒着)
    • 子宮因子(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮奇形など)
    • 年齢の影響(卵子の質の低下)
  • 原因不明:約10~20%
    • 男性・女性双方に明確な問題が見つからないケース。

不妊症の主な特徴

  1. 男女ともに原因となる可能性がある
    男性側が原因のケースも女性側が原因のケースもほぼ同じ割合で起こります。
  2. 原因は多岐にわたる
    生殖器系だけでなく、ホルモン異常や健康状態、生活習慣が原因となることもあります。
  3. 早期診断が重要
    時間が経つほど治療の難易度が上がることがあるため、妊娠が成立しない場合は早めに医療機関を受診することが推奨されます。

不妊治療の現状

不妊治療は「原因を取り除く治療」と「補助生殖技術(ART)」に大別されます。
補助生殖技術には人工授精や体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)などが含まれます。
男性不妊に対しても手術や生活習慣改善などの選択肢があり、進歩しています。

男性不妊とは

男性不妊とは、男性側に妊娠を妨げる原因がある状態を指します。不妊症全体の約半数が男性側の問題に起因するとされています。男性不妊の原因には、精子の数が少ない(乏精子症)、精子の運動性が低い(精子無力症)、精子がまったく存在しない(無精子症)などが含まれます。また、ホルモンの異常や生殖器の先天的な問題、感染症、生活習慣なども要因となることがあります。

主な症状

男性不妊は基本的に自覚症状がほとんどありません。ただし、以下のような症状が見られる場合があります。

  • 性交障害(勃起不全、射精障害など)
  • 睾丸の腫れや痛み
  • 体毛や声変わりなど、男性ホルモンの影響が少ないと感じる症状

不妊が疑われる場合、早めに専門医の診療を受けることが重要です。

主な治療方法

男性不妊の治療は原因に応じて異なります。以下は一般的な治療方法の例です。

1. 薬物療法

ホルモンバランスの異常が原因の場合、ホルモン治療が行われます。また、感染症による不妊には抗生物質を使用することがあります。

2. 外科的治療

精索静脈瘤や精通通貨障害が原因の場合、手術による治療が考慮されます。

3. 人工授精・体外受精

精子の数や運動性が著しく低い場合には、人工授精や体外受精(顕微授精を含む)が選択されることがあります。

4. 生活習慣の改善

喫煙、過度な飲酒、肥満、ストレスなどの生活習慣が男性不妊の原因となることがあります。これらを改善することで妊娠の可能性を高めることが期待されます。

5.勃起・射精障害に対する治療

状況に応じて、お薬を処方します。(ED治療薬)

初診で行う検査と流れ

男性不妊外来では、初診時に以下の検査や診察を行います。

1. 問診

  • 症状の有無、既往歴
  • 家族歴や生活習慣
  • パートナーとの不妊期間など

2. 精液検査

精液の量、精子の数、運動性、形態を詳細に分析します。
以下に精液検査の標準値を示します。

項目標準値
精液量1.4mL 以上
精子濃度1600万/mL 以上
精子総数3900万個 以上
精子運動率42% 以上
前進運動率30% 以上
正常形態精子率4% 以上
pH 値7.2 – 8.0

3. 血液検査

ホルモンバランスを確認するために、以下の項目を測定します。

項目説明
テストステロン男性ホルモン。精子形成や性欲に関与します。
黄体形成ホルモン(LH)精巣でのテストステロン産生を促します。
卵胞刺激ホルモン(FSH)精子形成に重要な役割を果たします。
プロラクチン高値の場合、性機能低下を引き起こす可能性があります。
エストラジオール男性でも少量必要で、ホルモンバランスに影響します。
甲状腺ホルモン甲状腺機能が低下すると性機能や精子形成に影響します。

4. 睾丸の測定

睾丸の大きさは男性不妊の診断において重要な指標となります。以下に標準的な測定値を示します。

項目標準値
睾丸の体積15-25mL(片側)
睾丸の長径約4-5cm
睾丸の短径約2.5-3.5cm

超音波検査

睾丸や前立腺など、生殖器の状態を確認するために行います。精索静脈瘤などの異常を発見するための重要な検査です。

精索静脈瘤などの異常の判断基準:

  • 視診・触診:立位で陰嚢内の静脈の拡張が確認される。
  • 超音波検査:精索静脈の径が3mm以上。また、ドップラー超音波で血流の逆流が確認される。
  • 温度測定:サーモグラフィーで陰嚢の温度が上昇している場合。

検査の流れ

  1. 予約:事前にご予約ください。
  2. 来院・問診:問診票をご記入いただき、医師と詳しく話し合います。
  3. 検査:精液検査を中心に必要な検査を行います。
  4. 結果説明:検査結果を基に、原因や治療方針をご説明します。

よくある質問

Q: 検査は痛みがありますか?
A: 基本的に痛みはありません。精液検査や血液検査が主な内容です。

Q: 検査の結果が出るまでどのくらいかかりますか?
A: 精液検査の結果は通常1週間以内にご説明できます。

Q: パートナーも一緒に受診する必要がありますか?
A: 必須ではありませんが、カップルでの受診をお勧めします。ご夫婦双方の状態を把握することで、より適切な治療方針を立てることができます。

男性不妊は適切な診断と治療を受けることで改善が期待できるケースが多くあります。まずはお気軽に当院の男性不妊外来へご相談ください。